リンパマッサージについて

 

ABOUT OIL MASSAGE – リンパマッサージについて

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自然療法による解毒プログラムの必要性
私たちは現在、人体にとってとても有毒な世界で暮らしています。

私たちが日々体内に取り入れる有害化学物質等の毒素が様々な不調や痛みの原因になっています。

現在私たちの生活には、約5万種類にのぼる化学物質や鉛・カドミウム・水銀・ヒ素・アルミニウムなどの有害金属が様々な形で流通しています。

これらの有害化学物質は常に、私たちの衣食住のなかで、農薬、食品添加物、医薬品、合成洗剤、プラスチック製品、殺菌剤、防腐剤、殺虫剤、建築資材など形を通して深く関与しています。私たちをとりまく有毒な世界から完全に逃れるのは、文明社会で生活する限り不可能に近いといっても過言ではありません。毒素は日々少しずつ、しかし着実に人体に侵入し、蓄積されています。蓄積された有害物質は人々の身体を蝕み、生命活動にとって“要”となる細胞どうしの電気信号による情報伝達を阻害しています。

有害物質によって細胞どうしの情報伝達が阻害されれば、遺伝子の突然変異の原因となったり、細胞のがん化が進行したり、人体の免疫力は大きく低下します。原因不明の痛み不調を引き起こす原因にもなります。

私たちは日常生活の中で有害化学物質が体内へ侵入するのを防ぐ必要があります。

私たちの身の回りにある有害化学物質は、飲食・呼吸・皮膚の三つの経路で私たちの身体に侵入してきます。

飲食によって取り入れてしまう経口吸収では、人体への吸収率が最も高く、有害化学物質は食べ物や飲み物と一緒に口から体内に取り込まれます。しかし、経口吸収に対しては肝臓による解毒作用が働き、90パーセント以上が無毒化するための解毒作用を受けます。このため有害性は弱められます。しかし、食品添加物や残留農薬など有害化学物質の増加により、少量ではありますが確実に体内に取り込まれて、蓄積していきます。

また呼吸から有害物質を吸入する経路では、ゴミ焼却から放出されるダイオキシン、排気ガス、芳香剤やオーデコロンなどから揮発する有害化学物質、建材から有害化学物質が発するシックハウス、アスベストなどを鼻や口から肺に吸入します。肺で吸収した有害化学物質は心臓を経て直接血管内に入るため、肝臓での解毒作用を受けることができません。毒性の強さを量もそのまま血中に流れるため、非常に危険な経路だといえます。

さらに皮膚から吸収する経皮吸収では、シャンプー・リンス・歯磨き粉・洗剤などの合成界面活性剤から吸収される有害化学物質は表皮を通り抜け、体内に侵入します。一部は皮下組織に貯留され、一部は皮下組織にある血液、リンパ液に入って体循環します。体循環する化学物質の一部は肝臓での解毒を受けることなしに毒性の高い状態でそのまま、骨組織、脂肪組織、各臓器へ蓄積されます。経皮吸収は、吸収量は少ないですが、体内に蓄積しやすく、排泄しにくいというやっかいな特徴があります。体内に蓄積するのは脂溶性の化学物質で、代謝・分解されないまま糖や中性脂肪と一緒に脂肪細胞へ蓄えられ、脂肪組織に蓄積されていきます。いったん蓄積された化学物質は脂溶性であるため水に溶けにくく、容易には排泄できないのです。

体外から侵入する毒だけではなく、体内で生じる老廃物や、余剰に摂取した塩分・糖分・脂肪分なども有害に働きます。老廃物とは、エネルギー代謝の際に生じる、蛋白質の燃えカスである尿素窒素や、クレアチニン、尿酸などのことです。これらは通常ですと肝臓で解毒され、腎臓から尿として体外へ排泄されますが、過量な有害物質の摂取により解毒プロセスを活性化する栄養素が枯渇し、危険なレベルまで蓄積します。すると免疫力が低下、血液汚染と血流障害を引き起こし、腸内腐敗が進行、有毒ガスが発生し、様々な慢性疾患の原因を引き起こします。

現代、私たち人間は、身体の内と外の両側から、有害な毒素にどっぷりと浸かったまま、日々を過ごしているのです。

人体の解毒に関わる肝臓や腎臓といった臓器は常に過量な毒素にさらされ、疲弊しがちです。人体の解毒システムが疲弊することで、毒素に対する解毒力が低下し、治癒力が全体的に低下しています。

有害化学物質は、体内に蓄積することで、目の違和感・視力低下・視野狭窄・のどの痛み・吐き気・せき・頭痛・眩暈・耳鳴り・聴覚異常・疼痛・肩こり・筋力低下・筋肉痛・関節炎・腰痛・腹痛・下痢・イライラ・動悸・心疾患・倦怠感・慢性疲労・不眠・注意力欠如・ストレスへの過剰反応・拒食症・強迫神経症・不安症・鬱状態・ホルモンの不均衡・様々な自己免疫疾患・知能低下・学力障害・記憶障害・早期老化・味覚異常・感覚異常・発汗異常・ほてり・のぼせ・手足のしびれ・手足の冷え・皮膚障害・アレルギー・ガン他、生活習慣病や様々な不定愁訴の原因として人体に多大な悪影響を及ぼすことがわかっています。

この有毒な世界に生きながら、身体を正常に機能させ、慢性疾患を予防するには、“毒素排泄”が必要です。

マッサージ療法、断食療法、食事療法、温泉療法などの自然療法により、効果的な毒素排泄が見込まれます。

毒素排泄に対してダイレクトに作用する、オイルを使ったリンパマッサージ
マッサージ療法においては、特にリンパマッサージによるリンパの活性化が人体の毒素排泄に大きく寄与すると考えられます。

全身に張り巡らされたリンパは病原菌様々な毒素を撃退し、老廃物を除去する働きがあり、人体の免疫機能として重要な役割を果たしています。しかしながらリンパには動脈と違って拍動性がなく、特に毛細リンパ管においては、平滑筋や弁も持たないことが多いです。その先にあるリンパ管では弁が存在し、弁の開閉で中を流れるリンパ液を心臓に向かって押し流すことができますが、それさえも動きとしては非常に受動的です。筋肉の収縮など他の組織の動きに依存する形になり、運動不足による筋収縮の欠如などが要因で流れが停滞しがちになります。また、リンパ液の流れる速度は血液に比べはるかに遅いため、リンパの流れはもともと滞りやすくできているのです。リンパ液の滞りのある部分では、細胞内液の濃度が高く、組織液の濃度も高くなっています。ゆえに細胞内に老廃物や有害化学物質が留まった状態になり、細胞の状態が悪化し、様々な疾患の原因になります。滞りがちなリンパ系の循環には、直接的な“外部からの力”が必要です。

リンパマッサージでは、専用のオイルを使用し、リンパの流れに沿いながら、直接患者の地肌に対して“外部からの力”を与えます。徒手による押圧や摩擦といった直接的なアプローチにより、皮下の細胞内に蓄積した有害化学物質を脂肪組織から剥離し、リンパに滞りがちな老廃物を排泄に向けて移動を促します。一定の圧力を加えながら、リンパ液に動きを与えることで、圧力を与えられ一瞬虚血状態に陥った部分に薄いリンパ液が染み出て細胞内に吸収されます。細胞の濃度が低くなることで、細胞の物質交換が促進され、細胞がきれいになり、細胞レベルでの毒素排泄の促進をサポートします。また地肌に対する摩擦でリンパの弁を刺激することにより、弁が活性化し、リンパの還流を促し、リンパ系の機能及び免疫力の向上をサポートします。

 専用のオイルを使用したリンパマッサージでは、患者のリンパ系に対し、毒素排泄のための物理的な促進力を意図的に与えることが可能です。

身体の60パーセントは水分です。“外部からの力”を与えることで水分の循環を促進し、体内を攪拌することで、汚染物質の排泄に直接的に寄与できます。

リンパマッサージで体内の毒素排泄を促進することで、免疫機能が活性化し、様々な疾病予防を大きくサポートすることが可能となります。