リフレクソロジーとは

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当店のリフレクソロジー
当店では、 3種のリフレクソロジーを、用意しております。それぞれを足部の老廃物除去にアプローチするリンパドレナージュをメインにしたフットマッサージと、反射区のツボ刺激をメインとしたフットマッサージに分けて設定いたしました。

リンパドレナージュをメインにしたフットマッサージにタイ式と英国式で対応し、反射区のツボ刺激をメインとしたフットマッサージに中国式で対応いたします。

タイ式はフット用のオイルとクリームを混ぜ合わせた特製クリームを使用し、英国式では主にパウダーを使用します。よって、吸着力が増す分、若干、タイ式のフットマッサージの方が英国式リフレクソロジーよりも強めのリンパドレナージュになります。

中国式足裏マッサージでは、スティックは使わず、親指と指関節で各反射区と足ツボを刺激していきます。

それぞれに特徴があり、その日のご気分と体調によって、お選びいただくことが可能です。

リフレクソロジーとは
リフレクソロジー(Refrexology)は、反射を意味する「Reflex」と学問を意味する「logy」を合成してできた言葉で、反射療法、または反射区療法と呼ばれています。

リフレクソロジーでは、身体の一部(手や足、耳など)に全身の器官・臓器が反射投影されているという反射区の考え方に基いて体系づけられています。つまり、身体の一部を刺激するだけで、全身の器官・臓器に働きかけることができるという考えです。

全身の神経が集まっている手、足、耳や顔などはリフレクソロジーが行なえます。耳ツボマッサージもリフレクソロジーの一つです。中でも「第二の心臓」と言われる足裏のリフレクソロジーは洋の東西を問わず各国で行なわれています。足は心臓から一番遠い所にあるため老廃物が溜まりやすく、そこをマッサージしていくことは反射区だけでなく血液循環にも作用すると考えられます。このためリフレクソロジーというと、足裏のリフレクソロジーを指すことが一般的です。

ちなみに西洋の足裏マッサージは比較的ソフトな刺激で痛くなく、東洋の足裏マッサージは強めで痛い、という傾向がみられます。これにはそれぞれの国民性のようなものが反映されていると考えられます。日本ではソフトすぎず痛すぎず、「イタ気持ちいい」程度の刺激が好まれるように思われます。

リフレクソロジーの3大原理
1.反射原理

私たちの身体の表面や内部にわたる末梢神経の多くは、身体に変化が起きたときに作動して、神経の反射運動を引き起こします。
その速度は、秒速120mともいわれています。
この刺激に対して自覚しなくても起こる反応のことを反射といいます。
足を揉むと刺激が生じ、そこから脳が刺激され、血液や神経を経て器官や内分泌線、筋肉の動きなどをサポートする指令を送ります。この身体の各器官や部位の神経の集中している箇所のことを反射区といいます。
反射区と関連する器官や部位の機能が低下すると、相対する足の反射区にも何らかの変化が顕現します。足の反射区の作用を利用し、反射区と関連する器官や部位の神経を刺激することによって、活性化をサポートするというのが ” 足裏反射区療法 ” の原理です。

2. 循環原理

私達の身体の内部には、各関節及び筋肉に沿って、動脈、静脈、毛細血管が走っています。
動脈は、体の細胞に必要な酸素や栄養を運ぶ役割をし、静脈は老廃物や一酸化炭素などいらないものなどを運ぶ役割をします。
毛細血管は動脈が運んできた栄養と酸素を細胞に与え、老廃物と炭酸ガスを静脈へ運ぶ役割をします。
血液の流れは全身の細胞の働きに影響を及ぼします。ゆえに血管に老廃物が滞ったときには、細胞や各器官、各部位の機能に何がしかの障害が生じます。足部にも張りや塊、腫れ、ツッパリ感、ゴリゴリした感じなどの変化がみられます。これが老廃物です。
この老廃物は身体に何かしかの不調をきたしたとき、それに対応する各反射区の末梢神経に向って引力がかかり、集積しやすくなります。
リフレクソロジーでは、末端部分に集まった老廃物にアプローチすることによって、血流の活性化をサポートし、血流循環の作用に働きかけます。
3.陰陽バランスの原理

古代中国では、私たちのまわりの万物は、陰と陽に分けられていると考えられてきました。世界は陰の気と陽の気の二つの気の対立と統一によって成立していると考えられます。陰と陽が、お互いに刺激しあって、バランスを保っているのです。この二つの気は磁石のように相対的なものとして考えられてきました。
足部でいうと外側が陽、内側が陰です。身体では、背部が陽で腹部が陰、皮膚が陽で臓器が陰、この陰陽バランスを保つことが健康維持に不可欠なこととして考えられます。
さらに古代中国では「陰陽五行説」として、世界を構成している基本要素である木火土金水の 5 種の物質と身体とを関連付けて考えてきました。
五臓六腑を五行に振り分け、木=肝臓と胆のう、火=心臓と小腸、土=脾臓と胃、金=肺と大腸、水=腎臓と膀胱を関連付けて、その働きを掌握し、人体の生理、病理変化、診断と治療に応用してきました。
足部の反射区を刺激することは、各器官や臓器の働きにアプローチし、機能を正常にする働きをサポートします。
すなわち、陽を刺激し、陰の働きをサポートすることにより、人体の自然治癒力の向上にアプローチしていくのです。

リフレクソロジーの歴史
中国のリフレクソロジー

中国では今から約二千年前、「黄帝内経(こうていだいけい)」という医学書の中に「観趾法(かんしほう)」といういわゆる足ツボ按摩についての記述があります。 趾 ( 足の指先 ) を観て ( 観察して ) 「その人の身体の弱っている所を見分ける」という方法が民衆の間で行われていました。

エジプトのリフレクソロジー

エジプトでも紀元前 2300 年ころに描かれたと推定される、手や足を刺激している壁画がみつかっています。この画には痛みをあたえないように、という言葉も書かれています。このように古くからリフレクソロジーは存在していたと思われます。

アメリカのリフレクソロジー

近代のリフレクソロジーはアメリカ人医師のウィリアム・フィッツジェラルド博士のゾーンセラピー(区域療法)によって幕を開けます。ウィリアム・フィッツジェラルド博士とエドウィン・ F ・バワーズ博士が共同で出版した「ゾーンセラピー」は「家庭で行う止痛法」というサブタイトルがつけられ、足裏マッサージを解説した近代最初の本といえるでしょう。これは身体のどこかに痛みを感じたときに、別の場所を物に押し付けるなどして痛みを緩和させるといった、普段無意識に私たちが利用していることを体系化したものです。博士は身体を、脊椎を中心に左右 5 本、計 10 本の区域に分けました。同じ区域にある部分は、互いに反射しあっているわけです。

その後、フィッツジェラルド博士の研究を更に発展させ、ワシントンのジョー・リリー博士が足の反射区について初の精確な図解を作成しました。さらに、リリー博士はフィッツジェラルド博士の垂直ゾーンに補足を加え、博士自らが発見した人体を支配する八つのゾーン水平ゾーンをつけ加えました。ゾーンセラピーはその後も精細な研究が続きました。1938年にはユーナム・インガム女史が「 Stories the Feet have Told Reflexology (足は語る)」を出版。足裏に臓器・器官を投影したフットチャートを作成します。これが近代リフレクソロジーの誕生といわれています。このフットチャートは少しずつ改良されながら現在に至っています。各リフレクソロジーで反射区の位置など多少の違いは認められますが、どのリフレクソロジーでも足裏に身体の器官を投影したフットチャートが用いられています。彼女が改良を加えた指圧療法は、親指の運動を中心とした軽柔刺激法で、「インガム式療法」と呼ばれています。

イギリスのリフレクソロジー

インガム女史から直接リフレクソロジーを学んだベイリー女史は、 1969年代に初めてイギリスに リフレクソロジーを 紹介しました。1969年以来、ベイリー女史は、英国におけるリフレクソロジーの普及とリフレクソロジストの養成に携わり、現在英国に広く知られているリフレクソロジーの礎を築きました。彼女は、 足には身体全体とつながるエネルギーゾーンがあり、このエネルギーの流れが滞ると様々な臓器や器官に不調をきたすと考えました。ゾーンセラピーをもとに反射区のフットチャートを作成し、それぞれの反射区を刺激することにより、各部位の緊張を緩和し、各器官の活性化をサポートできると考えました。彼女がイギリスで展開したリフレクソロジーはベイリー式(イギリス式)と呼ばれ、現在の英国式リフレクソロジーの原点になっています。

ドイツのリフレクソロジー

ドイツのハンネ・マルカート女史が「足の反射療法」を著し、広く普及しました マルカート女史は、リフレクソロジーとは、足の特定の部分が、その対応する器官と直接エネルギー的な関連を持っていて、そのエネルギーシステムは代謝経路に起因していると考えました。身体全体の器官に対応する反射区を足の骨の解剖学的な構造をもとにして反射区を作成しました。彼女がドイツで展開したリフレクソロジーは、マルカート式(ドイツ式)と呼ばれています。

スイスのリフレクソロジー

スイスでは、看護士の H ・マザフレ女史が「 Good Health for future (未来のための健康)」を出版。この本は李百齢女史によって中国語に翻訳されました。

台湾のリフレクソロジー

スイスのマザフレ女史のリフレクソロジーにも通じていた薜弘道修士がスイス人神父・呉若石神父に指導したのをきっかけに、神父がマザフレ女史のフット・リフレクソロジーの学校を訪ね、夫のセイラー氏から療法を学び、彼女の書籍を台湾に持ち帰りました。1982年に警察放送局、中国テレビ局などのメディアで呉神父の足裏マッサージが報道されると、各地から毎日3000人以上もの人が足裏マッサージに押し寄せたといいます。

呉神父が設立した団体は1996年に正式名称を「中華足部反応区健康法協会」とし、医療団体に認定されました。

西洋と東洋のリフレクソロジーの違い

西洋では、「腹腔神経叢・横隔膜」の反射区を重要視するのに対し、東洋では「副腎・腎臓・輸尿管・膀胱」の反射区を重要視し、排泄を高めることに重点をおきます。刺激に対しても、西洋では「圧力をかけすぎて痛みを与えてはならない」と考え、リズミカルな圧力をかけ親指の第1関節の屈曲や指圧をよく使い、補助器具を使わないものとしました。東洋では、経絡・経穴の概念で深く押圧し、そのとき多少痛くても効果につながる限り「我慢できる限りの強さ、過度に強く刺激する必要はない」と考え、施術の便宜を図るため様々な補助器具を使うこともあります。